タンク検査プラント - 危険物施設である燃料貯蔵施設の法定点検・メンテナンスを専門に行う企業です

地下タンク ライニング工事

地下タンクのFRP内面ライニングとは?

地下タンク(主にガソリンスタンドや工場の燃料タンクなど)の老朽化による腐敗や摩耗を防ぐため、タンクの内側にガラス繊維強化プラスチック(FRP)などの強固な樹脂をコーティング(被覆)する技術のことです。

 

地下貯蔵タンク内部をクリーニングしタンク内面にFRP層を形成することで、腐食の進行を抑制し既存の鋼製タンクを保護・延命します。

 

なぜ必要なのか?(その必要性)

地下タンクのライニングが必要とされる主な理由は以下の3点です。

 

危険物の漏洩防止(環境・安全対策)

長年使用したタンクは、水分や燃料の成分によって内側から腐食(サビ)が進みます。放置するとタンクに穴が開き、ガソリンなどの危険物が土壌や地下水に漏れ出して、甚大な環境汚染や火災事故を引き起こすリスクがあります。

 

法律(消防法)による義務化と猶予措置

消防法の改正により、設置から長期間(40年〜50年以上)が経過した「老朽化した地下タンク」に対しては、漏洩防止対策が義務付けられています。ライニング加工を施すことで、法律の基準をクリアし、タンクを継続して使用することが認められます。

 

コストの削減(タンク交換に比べ安価)

タンクを丸ごと新品に交換する場合、地面を大規模に掘り返す必要があり、莫大な費用と長期の休業を伴います。一方で、ライニング工事であれば、マンホールから作業員が中に入って施工できるため、工期を短縮し、費用を大幅に抑えることができます。

 

地下貯蔵タンクの流出事故防止対策

 

腐食のおそれの特に高い地下貯蔵タンク

設置年数 塗覆装の種類 設計板厚
50年以上のもの アスファルト 全ての設計板厚
モルタル 8.0mm未満
エポキシ樹脂またはタールエポキシ樹脂 6.0mm未満
強化プラスチック 4.5mm未満
40年以上50年未満のもの アスファルト 4.5mm未満

FRPの内面コーティングまたは電気防食を施さなければなりません。

 

腐食のおそれが高い地下貯蔵タンク

設置年数 塗覆装の種類 設計板厚
50年以上のもの モルタル 8.0mm以上
エポキシ樹脂またはタールエポキシ樹脂 6.0mm以上
強化プラスチック 4.5mm以上12.0mm未満
40年以上50年未満のもの アスファルト 4.5mm以上
モルタル 6.0mm未満
エポキシ樹脂またはタールエポキシ樹脂 4.5mm未満
強化プラスチック 4.5mm未満
30年以上40年未満のもの アスファルト 6.0mm未満
モルタル 4.5mm未満
20年以上30年未満のもの アスファルト 4.5mm未満

FRPの内面コーティング、電気防食または高精度油面計のいずれかを施さなければなりません。